アビアンカ航空とゴル航空の株主、共同持株会社設立に合意

ゴル航空(ボーイング737 MAX 8)

アビアンカ航空とゴル航空の主要株主は、持株会社「Abra Group」を設立すると発表した。

Abra Groupは、当局の承認と契約締結を条件として、両航空会社を傘下に置く。アビアンカ航空は、ビバエアのコロンビアとペルーの事業、チリのスカイエアラインにも出資している。中南米全域をカバーする航空会社のネットワークを構築することを目指しており、高い効率性と投資の恩恵を受けるとしている。両社は独立したブランドを維持する。

タカ航空をアビアンカ航空と合併させ、ボラリスを設立したロベルト・クリエテ氏が会長、ゴル航空を設立したコンスタンティノ・デ・オリヴェリア・ジュニオール氏が最高経営責任者(CEO)に就任する。アビアンカ航空の社長兼CEOとゴル航空のCFOはグループの共同社長を兼任する。

アビアンカ航空はコロンビアの航空会社で、スターアライアンスに加盟している。ゴル航空はブラジルの航空会社で、航空連合には未加盟であるものの、アメリカン航空との結びつきが強い。