JR東日本と京王電鉄、新宿駅西南口地区開発計画の概要を発表

JR東日本と京王電鉄は、新宿駅西南口地区の開発計画の概要を明らかにした。

築50年以上の老朽化した建物の建て替えを契機として、駅と駅前広場、駅ビルを一体的に再編するもの。駅とまちの連携を強化する歩行者ネットワークを形成する。

敷地面積は約16,300平方メートルで、北街区が約10,000平方メートル、南街区が約6,300平方メートル。北街区は地上19階、地下3階建てで店舗や宿泊施設、駐車場など、南街区は地上37階、地下6階建てで店舗や事務所、宿泊施設、駐車場などを擁する。

宿泊施設は、北街区にはスカイコリドーに面してライフスタイルホテル、南街区の高層階には新宿を一望できる国際水準のラグジュアリーホテルを整備する。

駅前広場の通過車両を抑制するため、西口と南口駐車場の車路を接続するほか、高さも改修することで、受け入れ車種を拡大する。南口駐車場内には移動制約者対応駐車スペースを拡充し、バリアフリー乗降場と共同荷捌き場を新設する。

また、帰宅困難者支援機能の整備や、耐震性に優れて自立性の高いエネルギーシステムの導入、浸水被害への対応も行い、環境負荷の低減や防災対応力も強化する。

工期は2023年度から40年代を見込んでおり、南街区は2023年度から28年度、北街区は2040年代にかけてを見込んでいる。