栗林商船、登別グランドホテルに対する債権放棄 10億5,000万円

登別グランドホテル

栗林商船は、登別グランドホテルに対する10億5,000万円の債権を、3月31日付で放棄した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う稼働率の低迷によって、2021年12月末時点で、1億5,800万円の債務超過に陥っていた。

登別グランドホテルは、1937年10月に設立。資本金は1億円。栗林商船は84.1%を出資する筆頭株主。債務超過を早期に解消し、財務体質の改善を図るため、貸付債権の放棄を決めた。栗林商船は2022年3月期の個別決算で、関係会社支援損として特別損失に計上する。