JR西日本、ローカル線の線区別収支を開示

JR西日本 115系

JR西日本は、ローカル線の線区別収支を開示した。

対象となるのは、2019年度の輸送密度が1日2,000人未満の線区。いずれも費用にかかる収入の
割合を示す収支率の3年間の平均は20%台以下で、最低だったのは芸備線の東城〜備後落合駅間の0.4%だった。

金額ベースでは、山陰線の出雲市〜益田駅間が3年間で34.5億円の営業損失を計上している。2019年の平均通過人数は1日1,177人で、1987年の2,779人と比べて半減している。

JR西日本では、地域と課題を共有し、まちづくりや線区の特性、移動ニーズを踏まえて、鉄道の上下分離などを含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論や検討を幅広く行いたいとしている。