ホーランド・アメリカ・ライン、クルーズ船でウクライナ難民を受け入れ

ホーランド・アメリカ・ラインは、クルーズ船「ヴォレンダム」でウクライナからの難民を受け入れると発表した。

オランダのロッテルダム北部の貨物港に3ヶ月間停泊し、約1,500人の難民の仮住まいを受け入れる。オランダ政府による、難民5万人を受け入れる取り組みの一環として行うもの。1日3食も提供するほか、ハウスキーピングやフィットネス、インターネットへのアクセスも提供する。乗員650名がサポートする。

当初、5月15日に運航を再開し、ノルウェーやイギリス、アイスランドへのクルーズを予定していたものの、3つのクルーズをキャンセルする。運航再開は7月3日を予定している。

ホーランド・アメリカ・ラインのガス・アントルチャ社長は、「私たちは、食料と住居の緊急なニーズに対応するユニークな立場にあり、ロッテルダム市と協力してこの船をチャーターすることは非常に重要だと考えました。私たちの会社はロッテルダムで、移民がより良い人生を見つけるのを助けるという使命のもとに設立されました。ですから今日、悲劇的に家を失ったウクライナ人のために、同じようなミッションの小さな一端を担えることを誇りに思います」と述べた。