モスクワ・シェレメチェボ空港の発着便数、2020年の半数に 燃料不足も発生か

モスクワ・シェレメチェボ空港の発着便数が、2020年の同時期と比較して50%減少している。ウクライナ危機に加え、燃料不足が報告されている中で、今後の利用も低調にとどまるとみている。

RadarBoxの分析では、2月26日から3月5日までの間、発着数は2021年の同時期と比べて6.82%増えたものの、2020年の同時期と比較すると52.89%減少した。欧米諸国がロシア機の領空通過を禁止したことに伴う混乱が反映されているとみている。

AviationSourceは、シェレメチェボ空港では航空機用燃料の不足に悩まされていると報じた。モスクワに就航する大韓航空は、給油会社から給油ができなくなったとの連絡を受けたことから、シェレメチェボ空港への運航を停止したことを、ロイター通信が伝えている。このような状況が続けば、さらに欠航便が増える可能性がある。