DHL、米越間の輸送能力拡大 ホーチミン〜シンシナティ線を週1便追加、中部経由で

DHLエクスプレス(ボーイング777F)

DHLエクスプレスは、ベトナムとアメリカ間の輸送能力を拡充する。

新たにカリッタ・エアがボーイング777Fで週1便を、シドニー〜シンガポール〜ホーチミン〜名古屋/中部〜シンシナティ線を運航する。これにより、ベトナムとアメリカ間では、最大102トンの輸送能力を追加する。容量は27%増となり、週940トン以上を輸送できる。

既存のエアバスA330型機で週6便を運航しているホーチミン〜香港線に追加するもの。アメリカとベトナム間での貿易の増加に伴い、追加を決めた。ベトナムはアメリカにとって第9位の貿易相手国で、2021年の貿易高は1,110億米ドルに達し、2020年より約210億米ドル増加した。

DHLエクスプレスののケン・リーアジア太平洋地区最高経営責任者(CEO)は、「アジア域内〜アメリカ間のエクスプレスサービス需要は引き続き旺盛です。半導体、衣料品・アクセサリー、素材、電子機器分野における製造拠点として、ベトナムの地位はますます向上しており、DHL輸送サービスへの需要も高まっています。今回の増便により、ベトナムからのさらなるグローバル展開・新規市場への参入をサポート出来ると確信しています」と述べた。