JR九州、無人駅の運賃箱にカメラ AI解析で利用状況測定

JR九州ら5社は、無人駅の運賃箱付近にカメラを設置し、AI(人工知能)による映像解析で改札の利用状況などを調査する実証実験を行う。

対象は香椎線の奈多、香椎神宮、舞松原、土井の4駅。運賃箱付近にきっぷ投影用カメラとモニター、改札上部に録画カメラを設置し、利用者はきっぷや磁気定期券を投影用モニタにかざす。改札口上部のカメラで撮影された映像から、利用者が機器を利用する際の姿勢や、移動経路の分析を行い、改札・精算機や運賃箱の利用状況を測定する。測定結果をもとに、効果的な巡回や放送案内を実施することでサービス向上を図るとしている。

AIによる顔画像の抽出や顔認証など、個人を特定する解析はしない。実証実験は3月1日から8月31日まで。