カンタス航空とジェットスター航空、運航規模削減 オミクロン株影響

カンタス航空(ボーイング787-9型機)

カンタス航空とジェットスター航空は、1月から3月にかけての運航規模を需要に合わせて調整する。

いずれも運航規模を、当初はコロナ前と比べ、国内線は102%、国際線は30%を見込んでいたものの、国内線は70%、国際線は20%に変更する。国際線の削減は、日本、タイ、インドネシアなどでの入国規制強化に起因している。ロンドンやロサンゼルス、バンクーバー、ヨハネスブルグ、インド路線は引き続き好調で、運航を継続する。

カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルスの感染者数が突然増えたことで、旅行を含む様々な分野の消費者行動に明らかな影響が出ていますが、一時的なものであることは分かっています。ありがたいことに、オーストラリアは世界で最も高いワクチン接種率を誇っており、オミクロンの変異型は以前のものに比べて穏やかなものです。現在の段階は困難ですが、正常な状態への復帰を早める可能性があると楽観視しています。4月のイースターホリデーの予約は、国内・海外ともに好調に推移しており、現状を上回る勢いです。70%という数字は国内線の多くのフライトを表しており、ほんの数年前に直面した水準と比べると飛躍的に向上しています」とコメントした。

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