トラベルレンタカーと関連2社、民事再生法の適用申請 負債総額55.6億円

トラベルレンタカー

東京商工リサーチによると、トラベルレンタカーとミレニアム、松宮オートサービスの関連会社2社が、1月11日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に保全・管理命令を受けた。

新型コロナウイルス関連の倒産で、負債総額は55億5,956万円。このうちトラベルレンタカーが23億3,724万円だった。

トラベルレンタカーは、那覇空港と宮古空港、石垣空港などに営業拠点を設け、観光客を対象にレンタカー事業を展開していた。2017年には新千歳空港にも拠点を設け、2019年7月期には売上高31億3,138万円を計上していた。一方、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年9月期には約20億円に売上高が減少。Go Toトラベルキャンペーンで一時的に利用が回復したものの、緊急事態宣言で資金繰りが悪化し、私的整理手続きも頓挫していた。

自動車販売やリースを手掛けるD&Dホールディングスとの間で、スポンサー支援に関する基本合意書を締結しており、同社の支援のもとで事業を継続する。