Uターンラッシュの新千歳空港、欠航も 雪で大幅遅延、空港内で一夜

新千歳空港では、1月2日午後の雪の影響で、遅延や欠航が相次いだ。大幅に遅延した便は新千歳空港や羽田空港などに未明に到着し、北海道文化放送によれば利用者が一夜を明かす事態になった。

2日午後から降り始めた雪の影響で、空港では滑走路の除雪作業や航空機の除氷作業を実施。北海道エアポートや各航空会社、Flightradar24などによれば、大阪/関西行きピーチ・アビエーション112便(定刻午後5時発)が午後10時14分に出発(約5時間14分遅れ)するなど、夕方以降の出発便50便以上で大幅な遅れが生じ、日付が変わるまで出発が続いた。また、搭乗が終了しても除氷作業や出発の順番待ちなどで、機内に乗客が”缶詰”になる便も相次いだ。

滑走路が使用できなくなったり、出発便の遅れによって駐機場が使用できないことから、到着便にも遅れが発生した。着陸した後も、駐機場に入るまで2時間以上を要した便もあった。機材繰りのため、東京/羽田発のAIRDO(エア・ドゥ)37便は、定刻の約3時間40分遅れの午後11時59分に出発、日付が変わった午前1時42分に到着するなど、運航ダイヤが大きく乱れた。

乗務員の勤務時間の基準超過や機材整備によって、出発便は全日本空輸(ANA)が東京/羽田行きを4便、大阪/伊丹行きを1便、ピーチ・アビエーションが東京/成田行きと大阪/関西行きをそれぞれ1便ずつ、ジェットスター・ジャパンが東京/成田行きを1便欠航した。

スカイマークは、東京/羽田行き976便を、定刻の約2時間遅れの午後11時22分に出発させたが、乗務員の乗務時間が超過したことから、飛行中に引き返し、翌午前1時前に到着、欠航した。

羽田空港、中部国際空港、関西国際空港などには未明に新千歳空港からの便が到着。鉄道などの運行は終了しており、羽田空港などでは、タクシーを待つ人で長い列ができた。また、欠航便が生じた新千歳空港では、空港内で多くの乗客が一夜を明かした。

なお、欠航した便の振替などのため、ANAやスカイマークなどは臨時便を設定するが、ふるさとから戻る人が集中する「Uターンラッシュ」のため、各社の新千歳空港出発便はしばらくほとんどの便で満席が続き、空港内は混雑する見込みだ(画像はイメージ)。