HAC最後のサーブ機、定期便ラストフライト終える 社員が機体清掃、寄せ書きも

北海道エアシステム(HAC)は、定期便としてのラストフライトを終えた、SAAB340B型機2号機(機体記号:JA02HC)の機体清掃を、丘珠空港の格納庫で報道陣に公開した。

定期便のラストフライトは、当初の釧路発札幌/丘珠行きJAL2862便が雪のため欠航となったことから、函館発札幌/丘珠行きのJAL2740便に変更となった。この機体を使用した、札幌/丘珠〜函館線の1往復以外の全便が欠航となったことから、格納庫には4機全てが格納された。ラストフライトの変更に伴い、乗客への記念品のプレゼントや記念行事も取りやめた。

格納庫では、社員が約1時間かけて機内外を清掃し、機体に寄せ書きをして名残を惜しんだ。あす12月27日には、ジャルパックが、札幌/丘珠〜三沢〜名古屋/中部〜鹿児島間のラストフライトツアーを実施し、その後は退役整備が行われる。2号機の退役により、HACが保有する全てのSAAB340B型機が退役し、国内の全航空会社から同型機は姿を消すことになる。

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