エア・カナダ、ボーイング767-300ER型機貨物改造機の運航開始

エア・カナダは、ボーイング767-300ER型機の貨物改造機の運航を開始した。

改造する8機のうち初号機で、当初はフランクフルトへの運航を予定していたものの、ブリティッシュ・コロンビア州で起きた洪水の影響により、トロント〜バンクーバー線に投入した。予定より早期に運航を開始したことから、最終的な塗装は施されておらず、後日、エア・カナダ・カーゴの塗装がされる見通し。

ボーイング767-300ER型機の貨物改造機では、貨物輸送量が約58トンに増加し、そのうち約75%がメインデッキに搭載できるようになる。特に自動車・航空宇宙部品、石油・ガス機器、医薬品、生鮮品などの輸送能力の向上を見込む。

エア・カナダとエア・カナダ・カーゴは、11月にトロント、モントリオール、カルガリーからバンクーバーへの貨物輸送能力を586トン増強し、ブリティッシュ・コロンビア州との間で輸送力を強化していた。2020年3月以降、旅客機の貨物スペースのほか、客室から座席を取り外すことで輸送能力を増強したボーイング777型機とエアバスA330型機で、全世界で13,000便以上を運航している。

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