オミクロン株、感染者はナミビアの外交官 全乗客が濃厚接触者に

検疫

厚生労働省によると、11月28日にナミビアから成田空港に到着した30代男性が、新型コロナウイルスのオミクロン株に感染していることがわかった。日本で初めて確認された。

感染者はナミビアの外交官で、モデルナ製ワクチンを2回接種していた。すでに病院で隔離措置が取られている。同行した家族は陰性で、宿泊施設で待機している。

通常は感染者の前後2列の利用者を濃厚接触者としているものの、同じ便に乗っていた70名全員を濃厚接触者とし、位置情報の確認やビデオ通話といったフォローアップを強化する。人工知能による自動通話ではなく、オペレーターによる電話とするほか、応答がない場合には保健所職員の訪問、氏名の公表なども行う。