政府、全世界からの外国人の入国禁止 11月30日から

検疫

政府は、新型コロナウイルスのオミクロン株が拡大していることを受け、全世界からの外国人の入国を、11月30日から全面的に禁止する。岸田文雄首相が明らかにした。

日本人も、南アフリカなど9か国に加え、感染が確認された14か国・地域から帰国する人を対象に、宿泊施設での隔離措置を実施する。

岸田首相は、病毒性やブレイクスルー感染力の分析が世界的に行われている途上にあり、世界保健機関(WHO)が懸念される変異株に指定されたことを受けたもので、「オミクロン株についての情報がある程度明らかになるまでの念のための臨時・異例の措置」と強調した。

対象国からの入国者数は32人で、そのうちナミビアから入国した1人が新型コロナウイルスの陽性の疑いがあることから、ゲノム解析の上で詳細を調査している。調査には4日〜5日程度かかるという。