ANAの機内食通販、ビジネスクラスメニュー初登場 第1弾は「ハンバーグステーキ」2食セット1万円

全日本空輸(ANA)は、国際線ビジネスクラス機内食のネット販売を11月25日に開始する。

第1弾のメニューは、ANA総料理長の清水誠シェフが開発したオリジナルハンバーグステーキと、相田紀昭ペストリーシェフが手掛けたオリジナルブレッド3種(ソフトフランス、ソフトフランスクルミ、セーグル)、フランボワーズのムース「フランボバニーユ」の3品。冷凍で届き、湯せんやオーブントースターなどで解凍する。2人前セットで税込10,000円。11月25日午前10時から、公式通販サイト「ANA STORE/ANA ショッピング A-style」とANA公式ギフトショップ楽天市場店で販売する。

メインディッシュのオリジナルハンバーグステーキは、2018年夏に開発したハンバーグの付け合せなどを変えたもので、昨年夏にシドニー線で提供していたもの。国産牛にこだわり、雌牛のチチカブ(乳腺)の脂肪を加えることでクリーミーな味わいに仕上げた。口溶けにこだわったというフランボバニーユは、2019年冬提供されていたデザート。フランボワーズのジュレ、ピスタチオのジョコンドとカシスが入ったフランボワーズムース、バニラムース、フランボワーズのナパージュが重なった4層仕立てになっている。

▲11月25日から販売する「ハンバーグステーキセット」(食器やモデルプレーンはつかない)

ANAは昨年12月、エコノミークラスの機内食セットを始めてネットで販売。これまでに約40種類のメニューを用意し、11月時点で約125万食を売り上げる人気を集めていた。購入者から「エコノミークラスの次はビジネスクラスを」という声が多く寄せられたことから、清水シェフが「研究を重ねて作り上げた」というハンバーグステーキを第1弾として用意した。ANA CX推進室 商品企画部の中谷俊氏は、「日常でも、特別なときでも、今日は頑張ろうかなというときでも、お客様の好きなスタイルで楽しんでほしい」と話す。第2弾も準備中で、今後はファーストクラスのメニューも「お客様の声などを聞いて検討したい」という。