キャセイ、貨物機のパイロット3名がコロナ感染 乗員の拠点移転計画も

キャセイパシフィック航空(ボーイング747-400ERF)

キャセイパシフィック航空は、貨物機のパイロット2名が帰国後、新型コロナウイルスに感染していたことがわかったと発表した。その後、感染者は3名に増えた。

現在、全てのフライトをワクチン接種済みの乗務員のみにより運航しており、香港以外の場所では指定されたホテルの自室で隔離されている。今年だけで17万回の検査も行っている。

内部調査を実施し、改善が必要な場合やコンプライアンス上の要求事項が守られていない場合には適切な措置を講じるとしている。

また、対象となる乗務員には新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を義務付ける。その他の従業員にも早期の3回目の接種を勧める。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、検疫免除の対象となる乗務員に対して3日間は自宅にとどまり、さらに4日間はグループでの集まりを避けることを求める。数か月に渡り、香港以外を拠点とすることを希望するパイロットの調査も行っているという。感染したパイロットは、フランクフルトへの貨物便を運航していた。