KNT-CTホールディングス、中間決算は68億5,300万円の赤字

KNT-CT ホールディングス

KNT-CTホールディングスは11月10日、2022年3月期の中間決算を発表した。純損益は68億5,300万円の赤字だった。

売上高は575億4,600万円、営業損失は84億8,300万円だった。売上高は前年同期比262.7%と大幅に伸び、営業損失、純損失ともに損失幅を抑えた。自己資本比率は19.8%となった。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、厳しい状況が続いた。東京オリンピック・パラリンピックでは、大会関係者のバス輸送の主幹業務を受託したほか、PCR検査やワクチン接種の受け付けやコールセンター業務を全国の自治体から受注するなど、旅行業以外からの収入確保に努めた。さらに、事業構造改革を進め、人件費や事務所賃借料などの削減も図った。

通期の業績予想は、売上高1,500億円、営業損失は140億円となり、最終損益は130億円の赤字を見込んでいる。