アメリカ政府、入国制限を緩和

アメリカ

アメリカ政府は、11月8日から入国制限を緩和する。

中国やイラン、シェンゲン協定加盟国、イギリス、アイルランド、ブラジル、南アフリカ、インドからの渡航者に対する入国禁止措置を解除する。一方で、出発国や地域に関わらず、空路での入国の要件として、ワクチンの接種証明の提示を義務付ける。

搭乗前に航空会社に対し、ワクチンの接種証明を提示する必要がある。アメリカ国民や永住者、移民査証所持者、航空機乗務員、18歳未満の人などは除外される。認められるワクチンは、アメリカ食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可、もしくは世界保健機関(WHO)が緊急使用リストに掲載したものに限られる。規定回数の接種後、少なくとも14日以上経過していることが条件となる。

認められるワクチン接種証明書やデジタル・パスは、イギリスのNHS Covidパス、EUデジタルCovid証明書、CDCの接種記録カード、国や地方自治体、ワクチン提供期間によって発行された接種記録など。接種者の氏名や生年月日などの人定事項、発行元、ワクチンの製造元、接種日が記載されている必要がある。

出発前検査は、ワクチン接種者は出発3日以内、接種未完了者は出発1日以内とするほか、アメリカ行きのフライトに搭乗する全ての人に、アメリカ滞在中の連絡先の提供を求める。