スカイライナーでハロウィーン 京成、闘病経験ある子ども招きチャリティーイベント

京成電鉄は10月30日、病気で入院経験のある子どもと家族を招待して、スカイライナーを使用したハロウィーンイベントを実施した。参加した15組の家族が、車内でハロウィーンの雰囲気を楽しんだり、駅の業務を体験したりした。

病気と闘うの子どものための施設を運営するドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティー・ジャパンとの共同企画で、入院生活により普段は外出することが難しい子どもたちのために、イベントを通して家族との時間を過ごしてもらおうと開催されたもの。同様の趣旨のイベントとして昨年12月に「クリスマスチャリティーライナー」、今年4月に「スプリングチャリティーライナー」を実施している。

3回目となる今回は、緊急事態宣言解除後の10月に開催することに合わせて、ハロウィーンをテーマにした。京成上野駅から「スカイライナー25号」の貸切車両に乗車した20人の子どもたちとその家族は、ハロウィーンの装飾が施された車内で、ピエロに扮したスタッフとのゲーム大会などを楽しんだ。列車が印旛日本医大駅を過ぎ、在来線最速の時速160キロで運転していることをスタッフが説明すると、子どもたちは流れる車窓風景をかじりつくように眺めていた。

約40分で到着した成田空港駅では、同駅の増田敦駅長や駅員から精算機や自動改札機の仕組みを教わったり、ホームで列車入線アナウンスを体験したりした。その後は、京成グループが運営する空港内のレストランでの食事会や展望デッキでの飛行機見学会が開かれ、子どもたちは秋晴れのもとで家族との時間を満喫している様子だった。

▲スタッフ扮するピエロが京成上野駅で参加者を見送る

▲先ほど見送ったピエロのスタッフが車内に登場

▲車窓の印旛沼や筑波山を説明するスタッフ

▲成田空港駅で出迎えた京成パンダと写真を撮る参加者

▲成田空港駅の増田敦駅長から自動改札機の仕組みを教わる子どもたち

▲制帽を被って改札口に立つ子どもたち

▲駅員から精算機の仕組みを教わる子どもたち

▲子どもたちに手旗の使い方を説明する増田駅長

▲アクセス特急の案内放送体験をする子ども