JAL、垂直離着陸機「VA-X4」を最大100機導入 アボロンとパートナーシップ

日本航空(JAL)とアボロンの投資・イノベーション企業であるAvolon-eは、垂直離着陸機(eVTOL)を日本で商業化するためのパートナーシップを締結した。

JALは、アボロンを通じて、バーティカル・エアロスペースが開発するVA-X4を最大50機を購入もしくはリースで導入する。さらにオプションとして、最大50機の追加購入やリースも可能とする。2025年の大阪・関西万博で就航を予定している。

アボロンは、バーティカル・エアロスペースから最大500機の導入を見込んでいる。アボロンとJALは共同で、日本国内のパートナーや顧客、インフラ要件、認証などの獲得を目指す。

JALの西畑智博常務執行役員は、「本日の発表は、2025年の大阪・関西万博でのエアタクシーの社会実装に向けた重要なステップです。アボロンとのパートナーシップは、日本におけるエアモビリティ革命の実現に向けた道筋を示すものです。VA-X4の導入は、環境負荷の低減にも貢献します。私たちは、持続可能性こそが、事業や地域全体の将来の成長の原動力になると考えています。私たちは、VA-X4の日本の航空局での認証取得に向けたロードマップにおいて、アボロンやバーティカルと密接に協力していくことを楽しみにしています」とコメントした。