JR東海、リニア中央新幹線第一首都圏トンネル・北品川工区の新設工事に向けた「調査掘進」に着手

JR東海 リニアL0系改良型

JR東海は、中央新幹線第一首都圏トンネルの北品川工区の新設工事に向けた、「調査掘進」作業に着手した。

第一首都圏トンネルの北品川工区は、東京都港区港南から神奈川県川崎市中原区等々力間の全長約9.2キロで、途中、大田区や世田谷区を通る。まずは北品川非常口から等々力非常口までの約8.2キロを掘削し、その後北品川非常口から品川駅までの約1キロを掘進する。品川駅近くの国道15号線以降は大深度地下使用区間にあたり、上総層群北多摩層の固い地盤を掘進し、最深部は地下約90メートルに及ぶ。熊谷組と大豊建設、徳倉建設が共同企業体として施工する。

8月27日と29日、9月1日に「シールド掘進工事説明会(調査掘進等)」を開催し、地盤の変位や振動等を計測して工事の安全の取り組みを実地で確認する「調査掘進」について説明を行っていた。

「調査掘進」での確認結果は、結果がまとまり次第、計画路線周辺の在住者に説明する。本格的な掘進を説明前に開始することはないとしている。