カンタス航空、国際線運航再開計画を変更 11月14日から2路線再開

カンタス航空(チャンギ国際空港)

カンタス航空は、オーストラリア連邦政府が国境を11月に再開することに伴い、国際線の運航を11月14日に再開する。

まず、シドニー〜ロンドン・ロサンゼルス線をいずれも週3便、ボーイング787-9型機で運航する。この2路線はこの数週間、カンタス航空の公式サイトで最も検索されているという。必要に応じてさらにフライトを追加する。オーストラリア連邦政府が国境再開日を確定した後、2路線の運航再開日を更新する場合もある。2022年内の予約は無料で変更が可能としている。

現在は、オーストラリア国民、永住者とその近親者、一部のビザ保有者向けに航空券を販売している。最低往復運賃は、シドニー〜ロンドン線は1,869オーストラリアドル、シドニー〜ロサンゼルス線は1,662オーストラリアドル。また、再開される最初の週は「ポイントプレーン」として、マイルを使った予約を無制限で受け入れる。

カンタス航空ではすべでの国際線の乗客に対し、ワクチンの完全接種を求めている。健康上の理由や子供など、除外要件もある。さらに、出発72時間以内のPCR検査で陰性であることを証明する必要がある。オーストラリア入国後、オーストラリア連邦政府とニューサウスウェールズ州政府の要件に従い、7日間の自宅検疫も必要となる。

現段階では、12月18日に運航再開を予定している、他の国際線の運航計画は据え置く。他の州や準州が国境を早期に開放し、検疫要件を7日間に短縮した場合には変更する場合もある。

カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「12月の国際線の一部はすでに完売しており、ロンドンとロサンゼルス発着便にも強い需要がある」とし、「多くのポイントが国際線で使用するために貯められていることから、ポイントだけで予約できる座席を増やしている。国際線の需要が継続するかは、検疫要件に大きく依存している。ワクチンを完全接種したオーストラリア人が陰性だった場合の7日間の自宅検疫への移行は、海外の多くの国で標準になりつつある検査・開放プログラムに近づけるための大きな一歩」と歓迎している。

詳細はこちら