JR東日本、11月18日から相模線にE131系を投入

JR東日本は11月18日から、相模線でE131系の営業運転を開始する。

E131系は、車体の幅を広げ、座席幅を拡大するなど快適性を向上させた。大型ディスプレイによって旅客案内の情報提供を充実させているほか、車両防犯カメラを設置し、非常通報装置を1両あたり4か所に増やした。車いすやベビーカーの利用者向けのフリースペースを各車両に設ける。

車両側面のカメラなど、ワンマン運転に対応する機器を搭載する。モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により、故障の予兆を把握し、事前に対処することでさらなる安全性・安定性向上を図る。主回路機器にはSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用し、車両の消費電力を抑えている。

相模線に導入するE131系は4両編成で、車内はロングシート。前面デザインは、遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現した。前面と側面のカラーリングには、遠くまで広がる湘南の海をイメージした濃淡2色の青色を配す。座席のカラーは、相模川の流れや湘南の海をイメージした爽やかなブルー系のツートンカラーとした。2021年度中に12編成を導入する。