浅野屋、特別清算開始 負債総額約12億円、ホテル汐美荘運営

東京商工リサーチ

浅野屋は、東京地裁から8月6日、特別清算開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約12億円。

浅野屋は、1964年に創業。1971年に、ホテル汐美荘として法人化した。瀬波温泉ではトップクラスの収容人数を誇り、ピーク時の1997年3月期には20億8,156万円の売上高を計上していた。

その後は、個人消費の低迷や他施設との競合激化、団体利用の減少により、2019年3月期の売上高は11億5,875万円にまで低下。赤字決算を散発し財務面は脆弱化していた。2020年1月には、大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツに事業を譲渡。2021年3月に、現商号に変更するとともに、株主総会の決議によって解散していた。