JR西日本、最大で約2,786億円を調達 財務体質改善見込む

JR西日本 115系

JR西日本は、公募増資などで最大で約2,786億円を調達する。

財務体質の改善を目的としており、売出株数は48,545,400株。調達資金は、300億円をコスト構造改革に向けた鉄道オペレーションの生産性向上、300億円を新幹線の車両増備、1,000億円を大阪・広島駅周辺の開発、100億円をグループのデジタル戦略推進に投じる。

JR西日本は、2018年度に過去最高となる1,969億円の営業利益を計上していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年度には2,332億円の最終損失を計上していた。今期も大幅な損失の計上を見込んでいるものの、1,600億円の社債発行やコミットメントラインによって運転資金は確保しているとしている。