ニューヨーク市、屋内施設利用時にワクチン証明の提示義務化

ニューヨーク

ニューヨーク市は、特定の屋内での活動で、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書の提示を義務化する。8月17日から措置の適用を開始し、9月13日から義務化する。

対象となるのは、屋内での飲食、フィットネス、娯楽施設や興行の12歳以上の利用者と従業員。劇場や美術館なども対象となる。アメリカ食品医薬品局(FDA)か世界保健機関(WHO)で緊急使用が承認されたワクチンを、少なくとも1回接種していることを示す必要がある。

証明書類として認めるのは、NYC COVID Safe App、Excelsior Pass、CDC Vaccination Card、NYC Vaccination Record、ニューヨーク市やアメリカ以外で発行された公的な接種記録。ニューヨーク市やアメリカ以外で発行された公的な接種記録には、氏名、生年月日、接種したワクチンの名称、接種日、接種場所もしくは接種した人の名前が記載されている必要がある。

なお、日本で発行されている海外渡航者向けのワクチン接種証明書、いわゆる「ワクチンパスポート」には、接種国欄はあるものの、接種場所や接種した人の名前の記載欄はない。CDC Vaccination Cardには少なくとも、病院名などの接種場所が記載されている。(追記:初出時タイトルの「日本の「ワクチンパスポート」使えず」について、利用できるという情報に接したことから、一時的に記載を削除しました)