西武HD、ホテル・レジャー事業と不動産事業の競争力向上でグループ再編実施へ

ザ・プリンス パークタワー東京

西武ホールディングスは、ホテル・レジャー事業と不動産事業の競争力向上を目的としたグループ再編を、2022年4月にも行う。

国内外の一部ホテルなどの資産や事業の売却を計画しており、ザ・プリンス パークタワー東京のほか、共同通信によると、札幌プリンスホテルやびわ湖大津プリンスホテルが候補となっているという。年内にも選定を終える。西武ホールディングスは国内で46軒17,358室、海外で35軒5,678室のホテルを展開している。

西武ホールディングスの4月〜6月期の決算は、営業収益が917億6,300万円、営業損失が59億9,500万円となり、88億7,100万円の最終赤字を計上している。事業別ではホテル事業の営業損失が最も大きかった。プリンスホテルでは、RevPARは2,670円、平均販売室料は13,069円、客室稼働率は20.4%となった。