インドネシアから邦人帰国で特別便 コロナ急拡大で邦人14名死亡

検疫

加藤勝信官房長官は、7月14日に新型コロナウイルスの感染が拡大しているインドネシアから、邦人の帰国を支援する特別便を運航すると発表した。

7月12日時点で、14名の日本人がインドネシアで新型コロナウイルスにより死亡していたとして、茂木敏充外務大臣は7月13日の定例会見で、政府内で邦人の帰国に必要な検討や調整を行っているとしていた。インドネシアからの帰国時には、出発72時間以内に検査した新型コロナウイルスの陰性証明書の取得、10日間の検疫所指定の施設で検疫が求められる。以降も在留邦人の要望に基づき、同様の特別便の運航を予定する見通し。

新型コロナウイルスをめぐっては、発生源とされる中国・武漢から全日本空輸(ANA)のチャーター便5機で868名の邦人が帰国した。外務省は2020年11月までに、101ヶ国から12,000名以上の在留邦人の出国や帰国を支援している。