アスコット、「lyf Tenjin Fukuoka」を開業 日本初進出ブランド

アスコットは、「lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡)」を6月16日に開業した。

NTT都市開発が開発した、複合商業施設「レソラ今泉テラス」の3階から9階部分に位置する。1階にはワインショップ「I.N.U. wines」が今秋、2階にはセットアップオフィス「LIFORK 今泉」が6月16日、10階にはバー「DREIECK PARK SUD」が6月21日に開業する。建物のコンセプトは「PARK&NEST」で、”公園に開かれた巣”のような場所に人々が集まってくることをイメージした。

「lyf(ライフ)」は、「住む・泊まる」「働く」「交流する」が一体となったコリビング(coliving)スタイルの、ミレニアル世代などの次世代の旅行者をターゲットとしたホテルブランド。サービスレジデンスとホテル、コリビングの良いところを組み合わせて設計したという。日本への進出は初めてで、シンガポール、タイに次いで3ヶ国目の展開となる。訪日外国人が多く、スタートアップの進出も活発であることなどから、福岡での開発を決めたという。オーストラリア、中国、マレーシア、ベトナム、フィリピンにもオープンを予定する。

アスコットは世界30ヶ国の190都市以上で、サービスレジデンスやホテルを展開している。日本ではすでに、1泊から長期滞在まで対応した「アスコット」「シタディーン」、1ヶ月以上の長期滞在や週末のみ利用ができる「サマセット」の3つのブランドを展開しており、「ライフ」で4ブランド目となった。日本の進出都市は、東京と大阪に次いで3都市で、セカンダリー・シティへの訪日外国人が増えていることから、地方都市への進出も視野に入れる。現段階では2023年に、横浜に「シタディーン」が開業することが決まっている。親会社でシンガポールに本社を置くキャピタランドは、日本法人やリートなどを通じて、マンションやビル、物流施設の取得、保有を強化し、3,000億円程度を日本で運用している。

客室は、スタジオダブル72室、スタジオツイン46室、スタジオコーナーツイン12室、バリアフリー1室の計131室。スタジオダブルとスタジオツインは12平方メートル、スタジオコーナーツインは16平方メートル、スタジオユニバーサルは22平方メートルと、いずれもコンパクトな造りとし、共有スペースでくつろいでもらうことを想定しているという。スタジオユニバーサル以外はシャワーのみで、バスタブは設置しない。

3階のシェアスペースにはコワーキング・ラウンジ、ソーシャルキッチン、コインランドリー、カフェバーなどを設け、ゲスト同士の結びつきを促進する。ソーシャルキッチンには調理器具のほか、「ソーダストリーム」も用意する。ホテル内は随所に、シンガポールと福岡のアーティストによるアートを散りばめた。

チェックインやチェックアウト、ルームキー、フロントなどへの連絡といった機能は、アプリ「Discover ASR」を通じて行う。事前に会員登録が必要で、各オンライン旅行会社予約した場合には、発行される予約番号や名前を入れ、予約情報を紐付ける必要がある。

6月15日に開かれた「lyf Tenjin Fukuoka オープニングイベント」では、アスコットジャパンとキャピタランドジャパンのタン・ライ・セン代表取締役、アスコットジャパンのマックス・フィリップス社長が挨拶した。タン・ライ・セン代表取締役は、「アスコットの世界のポートフォリオは、去年71施設14,200室を追加した。2019年を超えており、4年連続で過去最高の成長を達成できた。ビジネスを拡張し、テクノロジーやイノベーションを利用して、競争力を強化し続けている。「ライフ」ブランドは、昨年1,000室以上の契約が示すよう、コリビングブランドの需要は依然として強い」と自信を示した。また、福岡を拠点に活躍するロックバンド「クレナズム」の萌映さんのライブで開業を祝った。

アクセスは、福岡市営地下鉄空港線天神駅から徒歩約10分、福岡市営地下鉄七隈線天神南駅から徒歩約5分、天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅から徒歩約6分など。

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