「コロナ禍でも元気な姿見て」 JALグラハンスタッフ、空港でフラッシュモブダンス

周りの人が前触れ無く一箇所に集まり、突如パフォーマンスを始める「フラッシュモブ」。6月12日に成田空港で行われた日本航空(JAL)の周遊フライトのイベント中に、空港スタッフによるフラッシュモブパフォーマンスが披露された。

国内線の出発エリア内、周遊フライトの参加者らがゲート前で搭乗開始を待つ最中。ゲート外のランプバス乗り場近くで、不意に作業着姿のスタッフが静かに集まったかと思うと、音楽とともに約1分弱のダンスパフォーマンスが始まった。突然のその光景に、多くの参加者は驚いた様子でスマートフォンのカメラを向けていた。

パフォーマンスを披露したのは、成田空港でグランドハンドリング業務を担うJALグランドサービス(JGS)の社員。8人のダンス担当メンバーと、音楽担当1人の9人組だ。「コロナ禍でも元気なところを見てほしい」というスタッフの発案で、1月頃にチームが発足。振り付けはチアダンス経験者のスタッフが中心となって考案し、メンバーを集めて練習を重ねた。ダンスの中には、マーシャリングの動きや指差呼称、サムアップなど、グランドハンドリング業務でよく使われる動作を取り込んでいる。

▲ダンスを披露するJGSのパフォーマンスチーム

初披露は5月30日に行われた旅のコミュニティ「trico」会員向けのチャーターフライトのイベント中。6月12日は2回目の披露の場だった。現在のところチーム名やパフォーマンスの名称は決まっておらず、メンバーの中では「お見送りダンス」と呼んでいるという。メンバーの一人は「グランドハンドリングの動作をはっきり見せるようにパフォーマンスしている。お客様に笑顔が届けば」と話した。

フラッシュモブは“サプライズ”のため、今後披露するタイミングは秘密。JALのイベントの場などでそのパフォーマンスを目撃できるかもしれない。

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