南薩観光、ANAの現役CAを取締役に

南薩観光は、全日本空輸(ANA)の現役客室乗務員が副業制度を活用し、経営戦略担当取締役に就任すると発表した。5月末の株主総会での承認後、6月にも就任する。

新型コロナウイルスからの需要回復時に、多様化する旅行需要を鑑み、地域事業創造やESG経営を強化する狙いがある。客室乗務員の経験や知見を活かし、非常勤の経営戦略担当取締役として、業務を遂行するとしている。

南薩観光の菊永正三代表取締役は、「これまでの国際線長距離路線客室乗務経験から、安全第一に優れたリスク管理能力を備えている。また、地域創生事業の経験においても、与えられた事業プロジェクトを円滑に、且つ、広義的思考で与えられた領域以上に付加価値の領域まで事業創造できる。そこまでの事業領域を拡げるために必要な、ステークホルダーとの円滑なコミュニケーション力、資質と社会的教養や知的能力などを持ち備えた素晴らしい人格者。客室乗務職で培った安全リスク管理のもと、代案仮説(推測)の情報担保を確定し、ステークホルダーとの信頼構築の上で計画遂行を円滑に進行できる人材。」と評価するコメントを発表した。