香港政府観光局、プロモーション強化へ 観光産業回復を見込む

香港政府観光局は、毎年恒例の「Tourism Update」イベントを5月18日にオンラインで開催し、観光産業の回復に向けてプロモーションを強化する意向を示した。

イベントには、香港、中国本土、海外の旅行会社、アトラクション、ホテル、航空会社、小売店、レストラン、会議・展示会運営会社、クルーズラインなどの旅行業界の約2,700人が参加した。

香港政府観光局エグゼクティブ・ディレクターのデーン・チェン氏は、香港政府観光局がプロモーションを強化する準備をしていることや、地元の観光を促進する「Holiday at Home」のプロモーションなどを通じ、香港の国際的知名度を維持してきたことを強調。「世界経済は回復し始めており、アジアは早期に回復すると予測され、中国本土の経済成長は他の市場を上回ると見込まれている。香港でのパンデミックの状況が徐々に緩和されていることと相まって、香港の知名度をさらに高めるのに適した時期。国境を越えた旅行が徐々に再開される中、香港政府観光局はオープンハウス香港というプラットフォームを立ち上げ、大規模なプロモーションを行っていく」と話した。国際的な大規模ビジネスイベントや会議の誘致活動も行っていくとしている。

香港政府観光局がまとめた、4月の香港の訪問者数は5,706人で、前年同月比38.3%増加した。