羽田空港発着枠コンテストのトライアル期間、1年延期 三沢・下地島線

羽田空港第2ターミナル

羽田空港発着枠政策コンテストで発着枠が仮割当されて運航している、東京/羽田〜三沢・下地島線のトライアル運行期間が、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった。

コンテストには5枠に対して7空港が応募し、上位だった鳥取、石見、山形、大館能代の4路線は各路線に1便ずつ配分した後、残り1枠を3点の僅差だった5位の三沢と6位の下地島は、それぞれ1年間のトライアル運航を実施し、有識者が実績を評価した上で、最終的な配分先を決定するとしていた。

トライアル期間は当初、今年3月末から1年間とし、2020年冬スケジュールと2022年夏スケジュールも、準備のための暫定運航を認めていた。新たなトライアル期間は、2022年3月末から1年間となる。

羽田空港発着枠政策コンテストは、羽田空港に発着する総便数が3便以下の路線の増便、直近3年間の旅客平均が50万人程度の路線、新規路線の開設に限り、地方公共団体などと航空会社による共同提案として応募を受け付けていた。配分期間は2020年冬スケジュールから2022年冬スケジュールまでの3年間で、2023年夏スケジュール以降は、取り組みや成果を検証し、2年間の継続使用やコンテストの再実施を検討する。山形、鳥取、石見の3空港は、2013年に行われたコンテストでも、発着枠が配分されている。