プリンセス・クルーズ、オフィス同様のWi-Fi環境構築 ビデオ会議やクラウドアクセスにも対応

プリンセス・クルーズは、メダリオンクラスのクルーズ船の衛星Wi-Fi「MedallionNet(メダリオン・ネット)」でビデオ会議やクラウドへのアクセスといった大容量通信にも対応する。

クルーズ船ごとに十分な帯域幅を設け、ブログの投稿やビデオのアップロード、オンラインストリーミング動画の視聴など、オフィス同様のネット環境を構築する。全ての個室と公共エリアにアクセスポイントを備える。接続パートナーであるSESの新たな衛星「O3b m POWER」を経由して通信する。

アメリカでは、労働人口の40%以上がリモートワークを行っており、2025年までに、3,620万人が在宅勤務を行うことが予測されている。船上への大容量通信の導入によって、「海上オフィス」が実現できるとしている。

また、船内サービス強化のため、ウェアラブルデバイスの「OceanMedallion(オーシャン・メダリオン)」を、従来のクルーズカードに代わるものとして導入。船内での非接触サービス、パーソナライズを大幅に強化する。

「ダイヤモンド・プリンセス」の日本発着クルーズでは、運航再開時に「オーシャン・メダリオン」を導入する予定だという。