ANAフーズが輸入する「田辺農園バナナ」、規格外品で「除菌ウエットティッシュ」を製造

全日空商事とファーメンステーションは、ANAフーズがエクアドルから輸入・販売している「田辺農園バナナ」の規格外バナナを使った、「お米とバナナの除菌ウエットティッシュ」を販売する。

「田辺農園バナナ」は、ANAフーズが2005年に輸入販売契約を締結。全量を買い入れ、船で3〜4週間かけて日本に輸入している。到着後には全国9ヶ所の追熟施設に運ばれ、出荷計画に沿って貯蔵、加工、出荷している。流通の過程で汚れや痛みにより規格外となる商品が出ており、これまでは家畜の飼料とされていた。

「お米とバナナの除菌ウエットティッシュ」は、ファーメンステーションの休耕田で栽培したオーガニック米を原料を組み合わせて、発酵アルコールを精製し、商品化したもの。精製後にできる「発酵粕」は、発酵所のある岩手県で肥育牛の飼料として利用される。

1袋10枚入で、価格は170円(税別)。今後は全国の空港の「ANA FESTA」のほか、駅や高速道路のお土産店でも販売を予定している。