JR北海道、新幹線で宅配便輸送 佐川急便と共同で

北海道新幹線

JR北海道と佐川急便は、北海道新幹線で宅配便の荷物を運ぶ貨客混載輸送を事業化し、3月24日から開始する。

両社は2019年4月から、宗谷線の旅客列車で貨客混載事業を開始。同年夏には佐川急便の要望で北海道新幹線でも検討を開始し、今年1月に実証実験を行っていた。

事業区間は新函館北斗〜新青森駅間(148.8キロ)。道央・道南地区で集荷された宅配便の荷物を入れた専用ボックスを、佐川急便函館営業所から新函館北斗駅に持ち込み、列車の客席に積み込む。新青森駅到着後、同社青森営業所の担当者が取り下ろし、青森県域へ配達する。対象は平日の上り列車1本。

このほかJR北海道は、JR東日本グループと連携して北海道産の生鮮品や駅弁などを東京駅へ輸送することを検討しており、事業化に向けて調整を進めている。