フランス政府、出入国制限強化 EU域外との移動を原則禁止

フランス・パリ・凱旋門

フランス政府は1月29日、新たな出入国措置を1月31日より講じると発表した。

フランスとEU域外の国との間の出入国や、海外領土との間の移動は、特別な事情がない限り禁止される。EU域内の国との移動も、越境労働者を除いて、PCR検査の対象とする。

また、1月31日以降は、食料品以外を取り扱う2万平方メートル以上の商業施設を閉鎖する。2月1日以降、営業する大型商業施設の人数制限を強化する。

フランスでは現在、約27,000人以上が新型コロナウイルスによって入院しており、3,000人以上が重症者となっている。外出制限は講じられていないものの、現在実施している夜間外出禁止令に加え、出入国を規制することで変異株の流入による流行拡大を抑えるとしている。