ANAグループ、沖縄国際物流ハブを新モデルに転換 グループ旅客便や外国航空会社を活用

ANA Cargo(ボーイング767F、JA601F)

ANAグループは、沖縄国際物流ハブを、従来の貨物専用機を中心とした輸送から、旅客便の貨物スペースを活用したモデルへと転換する。

東アジアやASEAN各国などへ、片道4時間半以内で結べる立地の良さを活かし、沖縄県との共同で沖縄国際物流ハブを構築していた。現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、沖縄/那覇発着の貨物専用機による貨物便は全便を運休しており、2021年度以降も運休を継続することを決めた。

今後は、沖縄/那覇発着のANAの国内線20路線や、ピーチ・アビエーションや外国航空会社を利用することで、各国への輸送を担う新しいモデルとする。新型コロナウイルスの収束までは、首都圏を経由して輸出を継続する。

沖縄発の輸出貨物重量は、農水産品や工業製品の輸出、eコマース商品の輸送が増加したことから、沖縄国際物流ハブの開始以前と比べ、120倍に成長している。保冷コンテナやサーマルブランケットなどを活用し、保冷の必要がある農水産品の輸送品質を高めるなど、商品力を強化する。

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