JR東日本、BRTでレベル3自動運転へ　専用バス製作

JR東日本は、バス高速輸送システム（BRT）線区での自動運転実用化を見据え、BRT専用大型自動運転バスを製作した。レベル3認証取得を目指して走行試験を実施する。

現在BRTで使用している大型ハイブリッドバスを改造したもので、専用道で自車位置を特定するための磁気センサーシステムや、RFIDリーダーを車底部に搭載するほか、全球衛星測位システム（GNSS）アンテナを屋根上に搭載。また、自動運転中に周囲の障害物等を検知するためのLiDARセンサー、ミリ波センサーやカメラを搭載している。

一定条件下で自動運転が可能となるレベル3認証取得に向け、自動運転システムのモニタリング機能やシステムの記録機能なども搭載。1月18日から3月15日まで、気仙沼線BRT柳津～陸前横山駅間で、トンネル内走行や車線維持制御等の走行試験を実施する。このほか、夏頃には地域住民を対象とした試乗会も同区間で行う予定。