台湾南部に残る日本製旧型客車 台鉄「普快車」、あす22日運行終了

台湾南部を走る定期客車列車「普快車」が12月22日、最終運行を迎える。

普快車は、日本製やインド製の旧型客車を使用して、台湾南部を走る南迴線の枋寮〜台東間98.2キロを結ぶ列車。青色の車体カラーから、現地では「藍皮車」と呼ばれている。近年は定期列車として下り3671列車と上り3672列車の1日1往復が運行されており、手動タイプのドアや扇風機などが残るノスタルジックな雰囲気の車内から、台湾南部の海岸線沿いの景色を楽しめると日台の鉄道ファンから人気を集めていた。

12月23日に南迴線の電化完了によるダイヤ改正が実施されることに伴い、台湾鉄路管理局(台鉄)は普快車の廃止を決定。ダイヤ改正前日の22日が最終運行日となる。運行終了の発表後は乗客が日ごとに増え、通常は3両編成で運行しているところ、11月からは5両や6両編成に増結されている。なお、運行終了後の客車は普快車の雰囲気を極力残したまま改造し、将来的に観光列車として使用する予定だという。

台鉄は近年、台湾東部や南部の電化工事を推進。南迴線のうち知本〜台東間は2014年に電化が完了し、枋寮〜知本間が残るのみとなっていた。同区間が電化されることにより、台湾を一周する路線の全区間で電化が完了する。