JTB中間決算、最終損失782億円

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JTB(ジェイティービー)は、2020年4月〜9月期の連結決算を発表した。

売上高が1,298億円(前期比81.1%減)、営業損失711億円(前期は営業利益64億円)、最終損益が782億円の赤字(同44億円の最終黒字)となった。部門別の売上高は、国内旅行が399億円(前期比85%減)、海外旅行が219億円(同90.8%)、訪日旅行が28億円(同92.6%減)、グローバル旅行が109億円(同79.4%減)だった。

新型コロナウイルスの感染拡大による、各国の出入国制限や渡航制限などのほか、イベントの中止やゴールデンウィーク、夏休み期間の需要減少の影響を大きく受けた。

JTBでは、個人向けにはオンライン接客やダイナミックパッケージ「My STYLE」の展開などの商品改革、法人向けにはワーケーション商品やVR修学旅行などの市場変化に対応した商品の造成、販売を進める。

また、中期経営計画「新」交流創造ビジョンを策定し、国内グループ会社数や海外グループ会社の拠点数削減、間接機能の最適化による組織改革、販売拠点の機能改革を含む店舗の統廃合、グループ要員数の削減、クラウド化・スリム化によるシステム改革、テレワーク推進を含むオフィス・働き方改革によるコスト削減といった経費構造改革を進めるほか、事業領域を個人、法人、グローバルの顧客軸から「ツーリズム」「エリアソリューション」「ビジネスソリューション」の3つへ再整理する事業構造改革によって、中長期的に営業利益を450億円規模に拡大する方針。

連結対象会社数は国内33社、海外106社、持分法適用会社23社の計162社で、今年3月末時点より12社減った。従業員数は26,231名で、2019年9月末時点より1,977名減少した。