アメリカン航空、第3四半期は24億米ドルの純損失計上

アメリカン航空(ボーイング787-8型機、ボーイング787-9型機)

アメリカン・エアラインズ・グループは、2020年第3四半期決算を発表した。

売上高は32億米ドル(前年同期比73%減)、座席有効マイルは前年比59%減となった。税引前損益は31億米ドルの赤字、純損失は24億米ドルだった。

期末時点の流動性資金は約136億米ドルで、さらにCARES法の融資により20億米ドル増の約156億米ドルとなった。さらに流動性の強化のため、最大10億米ドル相当の株式を発行する。

150機以上を早期退役もしくは一時保管とすることを決めている。すでに発表となっているボーイング757型機、ボーイング767型機、エンブラエル190型機、エアバスA330-300型機、CRJ-200型機に加え、エアバスA330-200型機の退役を決定した。また、2021年と2022年に納入予定のボーイング737 MAX18機の納入を、2023年から2024年に延期する。エアバスA321型機の受領予定分も、セル・アンド・リースバックにより納入する。設備投資も削減する。