国土交通省、国内線旅客便の着陸料引き下げ 過去最大の45%

国土交通省・観光庁

国土交通省は、8月から2021年2月分の国内線旅客便の着陸料を、旅客需要の減少を踏まえて引き下げることを決めた。

機材の重量、騒音値、旅客数に応じて支払う着陸料と停留料を、過去最大となる45%引き下げる。現在は重量割が67%、騒音割が23%、旅客割が10%であるところ、旅客割を77%、騒音割を23%に体系を見直す。

赤羽一嘉国土交通相は、新型コロナウイルスの影響長期化によって、過去に例を見ない規模で需要の大幅な減少が続いているとして、「これまで着陸料につきましては、空港整備財源ということで慎重に考えておりましたが、今年度についての計画を考えて、今回、着陸料の引下げを行うことを決定したところ」と話し、これまでの支払猶予から一歩踏み込んだ支援を行うとした。

2月から7月までの支払猶予分については、10月以降支払いを受けているとしている。