外務省、タイの非常事態宣言と反政府デモに注意を促すスポット情報発出

外務省

外務省は、タイの非常事態宣言と反政府グループによる抗議デモに関する注意を促すスポット情報を発出した。

タイ政府は10月15日、反政府グループや学生グループによる抗議デモが続いているバンコクを対象に、5人以上の集会等を禁ずる非常事態宣言を発令している。反政府グループは宣言発令後にも、バンコク中心部で大規模な抗議デモを開催しており、今後も抗議デモを継続する可能性があるとしている。16日には警察が複数の参加者を拘束したほか、一部の参加者に放水するなど,緊張感も高まっている。

外務省は、タイに滞在中の人や今後渡航・滞在を予定している人に対し、タイ政府からの発表や報道などから最新情報の入手に努めるとともに、不測の事態に巻き込まれないよう、デモが開催されている地域一帯や治安当局、反政府グループ等が移動・待機等している場所には興味本位等でも近付かず、不要不急の外出を避けるなど、安全を確保するよう求めている。

タイ政府は、非常事態宣言を11月13日まで延長することを発表している。集会場所付近では、警察による交通規制や公共交通機関の運休等も発表・実施されている。