ZIPAIR、社長自ら機内清掃 旅客便就航に向けCA訓練生と一体感

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ZIPAIR Tokyo(ジップエア・トーキョー)は、客室乗務員の訓練生と同社の西田真吾代表取締役社長らが成田空港で機内清掃を行う様子を公開した。

同社は6月3日に東京/成田〜バンコク/スワンナプーム線、9月12日に東京/成田〜ソウル/仁川線を貨物専用便として就航。しかし、両国当局による外国人入国制限の影響を受け、旅客便として運航するめどは立っていない。西田社長によると、旅客便就航について「航空会社としての許認可は順次揃っている」状態。ソウル/仁川線は現地当局による入国可否の判断を待つのみで、早ければ10月半ばにも旅客便を開始できる見通しだという。

成田空港では9月28日、西田社長が自ら客室乗務員の訓練生と共に機内清掃を行い、旅客便就航に向けて準備を整えた。西田社長と訓練生19人はZG52便としてバンコクから到着したボーイング787-8型機(機体記号︰JA825J)に乗り込み、シートやハットラック、ギャレー、化粧室などを清掃。指導役としてJALエンジニアリングの社員2人も参加した。西田社長は「(拭き跡の)筋が残らないように」と細部まで確認しながら、ハットラックの中を入念に磨いた。

西田社長は「社員がやることは全部自分もやりたい」と機内清掃に参加。「一緒に汗を流して一緒に同じ釜の飯を食うというのはチームを作るうえで必要なこと」と話し、社員と一体となって旅客便就航に向けた準備を進めていく姿勢を示した。

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▲清掃開始前、訓練生に訓示する西田社長

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▲シートの拭き掃除をする訓練生

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▲シートの拭き掃除をする訓練生

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▲上級クラス「ZIP Full-Flat」を清掃する様子

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▲ギャレーも隅々まで清掃