海航集団CEO、飛行機の利用禁じられる 返金命令に応じず

海南航空

海航集団(HNAグループ)の陳峰最高経営責任者(CEO)に対し、中国の裁判所は制限消費令を下した。サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた

HNAグループが、西安の裁判所による約37,500人民元の支払い命令に応じなかったことから、代表者である陳峰CEOに対して、航空機、鉄道の1等車、客船の2等以上、星付きホテルへの宿泊、不動産や保険商品の購入、旅行、ゴルフなどを禁止した。これらの消費には、裁判所からの事前承認が必要となる。

西安の裁判所は、HNAグループの関連会社が運営する高金利の投資プラットフォームを巡る紛争で、原告側に返金を命じたものの、HNAグループは応じなかった。

HNAグループは、海南航空や香港航空などを傘下に持つコングロマリットで、急速に事業を拡大した一方で負債も急増し、多くの資産の売却を急いでいる。香港エクスプレス航空はキャセイパシフィック航空に売却している。