11月の連休は需要大幅増も、Go To東京除外解除で ADARA調査

旅行者データの分析やマーケティング支援を行っているADARAは、旅行関連企業のオンライン検索や購買データを活用し、コロナ禍での日本の国内旅行市場を分析したレポートを発表した。

検索や予約は、30日以上先と直前予約に二分化されており、一人旅、ファミリーともに、フライトは31日〜90日前、宿泊は当日〜30日前に予約する人の割合がそれぞれ増加した。

コロナ禍前に高い頻度で旅行していた旅行者ほど、コロナ禍でも旅行しているようだ。コロナ禍発生前1年間の旅行頻度が4回以上の旅行者のうち27%以上が旅行しており、特に富裕層旅行者が、コロナ禍でも旅行に行く傾向が強いという。

関東や首都圏からのお盆休みの旅行は、検索は北海道と沖縄県に集中したものの、沖縄県の緊急事態宣言によって予約が減少。北海道と九州が増加した。沖縄県の緊急事態宣言とGo To トラベルキャンペーンの東京除外の解除により、11月の連休では強い需要の回復を見込んでいる。また、関東や関西都市圏からは、ステイケーションの需要が高まっているようだ。