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小田急電鉄、総額265億円の鉄道事業設備投資を実施 新型車両5000形の増備、駅舎リニューアルなど
小田急電鉄は、2020年度に総額265億円の鉄道事業設備投資を実施すると発表した。
通勤車両では、2019年度に1編成デビューした新型の「5000形」を、4編成追加増備する。同車両は、拡幅車体の採用や空間の広さを追求したデザインが特徴で、車内防犯カメラや各車両1か所の車いすスペースを設置する。また、「1000形」1編成に、車椅子スペース、車内LCD表示器、自動放送装置などの設置といったリニューアルを施す。
特急ロマンスカーでは、EXE(30000形)1編成を、木目調の内装や、ラゲッジスペース・多機能トイレなどを設置したEXEαとしてリニューアルする。なお、リニューアルは既に完了しており、同車両は5月より運行されている。
また、参宮橋・片瀬江ノ島駅などの駅舎の改良を行う。参宮橋駅では、『木と緑に溶け込む「杜」の玄関口』をコンセプトに、9月のリニューアル完了に向けて工事を推進する。片瀬江ノ島駅では、7月30日に駅舎のリニューアルを完了し、引き続き、外構工事や構内店舗工事を行う。
このほか、下北沢・登戸駅へのホームドアの設置、法面の改修、踏切への高機能障害物検知装置の設置といった安全対策の強化や、2021年春に海老名駅隣接地に開業予定の「ロマンスカーミュージアム」の建築工事・館内コンテンツを行うとしている。