ソラシドエア、羽田カウンターに順番待ち管理システム導入 待機列解消で密集回避

ソラシドエア Airウェイト

ソラシドエアは、羽田空港のチェックインカウンターに順番待ち管理システムを7月31日から導入する。カウンター利用者に受け付け番号を発行して順番に呼び出すことで待機列を解消し、密集を防ぐ。

利用客はカウンター前に設置された専用端末で受け付け操作を行い、搭乗予定便を選択する。プリンターから番号券が発券され、順番になるとカウンター上部のモニターに番号が表示される。番号券に印刷されたQRコードを通じてLINEやメールで呼び出しを通知させることもできるため、その場を離れて待っていても問題ない。このシステムにはリクルートの「Airウェイト」アプリを利用している。

導入を担当したソラシドエア東京空港支店旅客課の高橋利奈氏によると、多客時のカウンター利用者は1日約300人に上る。チェックイン時に年齢確認が必要な「シニア割」運賃の旅客などを中心に、時間帯によっては30人ほどの待機列が発生するという。今回のシステム導入によってこの待機列が解消されるだけでなく、受け付け時に待機客の搭乗予定便を把握できることで、出発時間が近い待機客をスムーズに優先案内するなど、業務効率の改善も見込まれる。

ソラシドエア Airウェイト
▲専用端末で搭乗予定便を選択

ソラシドエア Airウェイト
▲番号券が発券される

ソラシドエア Airウェイト
▲呼び出し状況はカウンターのモニターで表示

ソラシドエア Airウェイト
▲番号券のQRコードを読み取ると、呼び出し状況をスマートフォンでも確認できる

ソラシドエア Airウェイト
▲LINEやメールで呼び出しを通知させることもできる